[商品・技術情報] ストレートスペーサーとは?成形時の難しさとコストダウン情報についてご紹介 | 部品メーカーが提供するナット・スペーサー・カラー・リベットの専門サイト | メーカー規格から外れた特殊形状に対応

商品・技術情報[ ストレートスペーサーとは?成形時の難しさとコストダウン情報についてご紹介 ]

特殊ナット・カラー製造.comでは、各種ナット・カラー・スペーサーといった特注のファスナーパーツ(締結部品)の製造を手掛けています。当社の特長としては、メーカー規格にない特注品・特殊形状品を取り扱っている点にあります。こちらでは、当社がこれまでに手掛けた特殊なファスナーパーツに関する商品・技術情報を提供しています。ぜひともご覧ください。

ストレートスペーサーとは?成形時の難しさとコストダウン情報についてご紹介

こちらでは、当社が製造したストレートスペーサーに関する技術情報について紹介しています。
ストレートスペーサーはストレート形状で、製品間の隙間を確保するというシンプルな機能を持たせた部品です。
当社で製造しているストレートスペーサーは、自動車エンジン回り部品・シートベルト固定用部品など、用途は多岐に渡っています。

製品画像

そもそもスペーサーとはどんな製品?

ストレートスペーサー_①

スペーサーとは日本語では間座と呼ばれ物と物の間に取り付けて一定の空間や間隔の高さ方向を決めるための部品です。主に自動車業界の連結では重要な部品であり、高さや隙間、摺動部の調整の役割を担う"かまし"のような部品です。広く普及しているスペーサーは使用する目的や環境によりますが、①部品を結合する際に部品の形状からそもそも結合できない、②可動部品であるためにぶつかる可能性がある、③絶縁する必要があるなどの理由から使用されています。ただこのような使用する目的や環境によって選ばれるスペーサーは異なり金属製や樹脂製の材質から、絶縁性や耐熱・耐摩耗性のような特性まで既製品のスペーサーでは補えないことが多々あり、特注対応品がほとんどです。

「スペーサーとカラーの違いとは?特注対応もご相談ください!」はこちらから

  • ストレートスペーサー_④
  • ストレートスペーサー_④

ストレートスペーサーの成形時の難しさとは?

ストレートスペーサーはストレート形状をしていることもあり、長くなればなるほど加工難度が高くなり精密さを維持するのが難しくなります。これは長尺になれば振れやしなり、たわみが生まれ、外径が波打ちのように歪みが発生するからです。外径がまっすぐならない場合には、後加工に研磨工程が必要となりますが、冷間鍛造の場合には研磨工程が不要で精度の高いストレートスペーサーの製作が実現出来ます。冷間鍛造は常温で鍛造するため、加工の自由度はそこまで高くありませんが、表面の仕上がりが綺麗で、寸法精度が高い加工方法です。加工硬化により引張強さ、降伏点、弾性限界、および硬度が著しく上昇し、伸びや絞りなどが著しく減少するからです。当社で製作する場合には、円筒度φ0.05~0.1までの精度を出すことが可能です。

当社が製造できるストレートスペーサーの事例紹介

ストレートスペーサー_②

では、具体的にどのような事例があるか下記にてそれぞれご紹介させていただきます。

こちらは、特殊ナット・カラー製造.comで製造した厚み方向の位置決め用のスペーサー部品です。サイズが外径φ12mm×内径φ7mm×高さ5mmで、材質はSWCH10Rです。こちらの製品では、軸側面外周部に4箇所突起形状を施しており、樹脂成型後の抜け止めと回り止め効果を有しております。ストレートスペーサーでお困りの場合には、当社にお声がけください。

「ストレートスペーサー」の詳細情報はこちら

ストレートスペーサーの製作におけるコストダウン提案

最後に、ストレートスペーサーを設計される製品設計の皆様にサプライヤーの我々より、コストを抑える上でお伝えできるポイントをご紹介します。ストレートスペーサーは生産性の高さを求められる部品です。切削加工ではなく鍛造加工をすることで先述のような要求精度に仕上げる研削加工を除くことが出来るため加工時間の短縮によるコストダウンにつながります。また切削加工は穴あけが必要となり材料ロスが多い反面、鍛造加工では歩留まりが良好であるため省資源・低コスト化が可能です。当社では、VA・VE提案を行い、お客様のニーズに合った製品を提供しております。お困りのストレートスペーサーの案件がございましたら、特殊ナット・カラー製造.comにお問い合わせください。

お問い合わせはこちら
その他の商品・技術情報はこちら

商品・技術 最新情報

  1. 電装部品の締結に使用される特殊ナットとは?

    詳細を見る
  2. IATF16949

    自動車品質規格IATF16949とは?

    詳細を見る
  3. ストレートワッシャー

    厚み5mmワッシャー製作は当社にお任せ!

    詳細を見る
  4. 冷間鍛造

    冷間鍛造を用いた工法転換のメリットとは?

    詳細を見る

1分簡単お問い合わせはこちら!!