特殊ナット・カラー製造.comでは、各種ナット・カラー・スペーサーといった特注のファスナーパーツ(締結部品)の製造を手掛けています。当社の特長としては、メーカー規格にない特注品・特殊形状品を取り扱っている点にあります。こちらでは、当社がこれまでに手掛けた特殊なファスナーパーツに関する商品・技術情報を提供しています。ぜひともご覧ください。
電装部品の締結に使用される特殊ナットとは?
電装部品とは電装品とはランプやスイッチなど自動車に内蔵される電子部品のことを指します。近年の安全装置や自動制御技術の高度化により車体の複雑な制御を要求されることから、搭載される電子部品の点数は年々増加している。しかし、それと同様に電装部品に含まれる材質を見直す必要があり、環境や人体に影響を与える材質が使用されている場合があります。

電装部品とは?
電装品とはランプやスイッチなど自動車に内蔵される電子部品のことを指します。近年の安全装置や自動制御技術の高度化により車体の複雑な制御を要求されることから、搭載される電子部品の点数は年々増加している。例えば温度を感知し異常などを検知する「センサー類」や、エンジンの燃費向上などを制御するコンピュータ「電子制御装置」、車内の電源供給と信号を送る「ワイヤーハーネス」などが代表的な部品です。
電装部品に欠かせないRoHS指令とは?
自動車やパソコンを構成する部品は様々な材質や表面処理を施されて製造されています。しかし、化学反応を起こして作られた化学物質も入っている場合があり、人の健康を害するものや環境に悪影響を及ぼす恐れがあります。この危険性のある化学物質による悪影響を抑えるため、各国で特定の化学物質への規制が行われています。その一つがEUで施行されたRoHS指令です。RoHS指令とは「Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment」の略称で、電気・電子機器における特定有害物質の使用制限に関する法律です。RoHS指令の対象となる有害物質は、カドミウム、鉛、水銀、六価クロムなどが挙げられます。特に六価クロムが私達締結部品業界において、よく使用される表面処理方法でした。六価クロムは強力な酸化作用を持ち、めっきや各種の表面処理に多用されていました。しかし、気化し易く、人体に対して発ガン性やアレルギー反応、皮膚炎等を起こします。このような法律が施行されて以降、締結部品業界では有害の六価クロムに代わって毒性の少ない三価クロムメッキの使用が主流となってきました。
当社が対応出来る表面処理についてご紹介!

先述の通り、ネジ・ボルト・ナット・カラーといった締結部品の製造に使用される材質や表面処理方法を見直す必要があります。ここでは、当社が対応出来る締結部品の表面処理方法について、一部ご紹介します。こちらに記載のないものでは、対応出来るかどうか判断をさせていただくので、お気軽にご相談ください。
①三価クロメート
三価クロメートとは、三価クロムを含むものの六価クロムは含まない溶液に金属を浸すことによって、金属表面で化学反応を起こし、金属表面に防食効果などを発揮する皮膜を形成する化成処理のことです。
②ニッケルメッキ
装飾用に広く用いられるめっきで光沢を持ちます。しかし、電気亜鉛めっき+クロメート処理ほどの防錆力はありません。付きまわりを上げる目的で下地に銅めっきや下地用ニッケルめっきを貼り、その上に光沢剤入りのニッケルめっきを貼ります。
③亜鉛ニッケルメッキ
亜鉛めっきにニッケルを混ぜ合わせた高耐食の合金めっきです。通常の亜鉛めっきに不足している機能を付与することが出来るハイスペックのめっきで、高温での環境下で使用される製品への採用も適しており、通常の亜鉛めっきより硬いのも特徴の一つです。
RoHS指令対応の締結部品製造のことなら当社にお任せください
当社は実際のお客様の声から製品化されたものであり、お悩みの声を製品化させる技術力と提案力が当社の強みです。規格品通りの締結部品を製造するのではなく、お客様の求める「寸法」「形状」「サイズ」の締結部品の製造を中心としています。そのため、ワッシャーの中でもザグリ穴やタップ穴、中つば形状といった様々な形状のワッシャー製造しておりますので、お気軽にご相談ください。
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