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商品・技術情報[ インサートカラーの製作におけるコストダウンのポイントとは? ]

特殊ナット・カラー製造.comでは、各種ナット・カラー・スペーサーといった特注のファスナーパーツ(締結部品)の製造を手掛けています。当社の特長としては、メーカー規格にない特注品・特殊形状品を取り扱っている点にあります。こちらでは、当社がこれまでに手掛けた特殊なファスナーパーツに関する商品・技術情報を提供しています。ぜひともご覧ください。

インサートカラーの製作におけるコストダウンのポイントとは?

こちらでは、当社が製造したインサートカラーに関する技術情報について紹介しています。
当社で製造しているインサートカラーは、自動車電装部品や電池ケース等用途は多岐に渡っています。

製品画像

インサートカラーとは?

インサートカラーとは、「insert(挿入) 」という名の通り、合成樹脂素材にインサート成形することによって接合部を強化するカラーです。樹脂素材は金属素材よりも機械強度が低いため、樹脂性の筐体をボルトで締結する際に部品を潰す可能性がございます。そこで素材間にインサートカラーを嵌め込むことによって、ジョイント部分が外れることや潰れることを防止することになります。特に近年は軽量化ニーズの高まりにより、従来の金属部品を樹脂性部品に材質変更をしている背景があり、インサートカラーの需要は高まっています。当社を製作するインサートカラーは自動車電装部品や電池ケースを締結する際に使用されています。その他にも、携帯電話やテレビ、冷蔵庫などの家電製品や大きい物では電車等の様々な場面で使われています。

インサートカラーの役割とは?

インサートカラーの役割は、樹脂素材に埋め込むことで素材同士のジョイント部分を強化することで、詳しくは下記の2点でございます。
①母材の陥没の防止
ボルトは締めるときに軸力が発生し、この軸力によって母材同士が固定をされるのですが、この軸力が狭い範囲に集中してしまうと、その力に母材が耐えられず、陥没をしてしまうのです。母材が陥没してしまうと、軸力が低下してしまい、だんだんとボルトが緩んでいってしまうのです。特に自動車のような振動がかかる場合には、軸力がかからなくなると緩んでしまいます、そのため、母材にかかるボルトの軸力を分散させることで、母材の陥没を防ぐ目的でために、カラーが挿入されます。
②母材の損傷の軽減
柔らかい母材を、硬いボルトで締め込んだときに、母材側が傷まみれになってしまい、塗装などが剥がれてしまいます。傷は「見た目」の問題だけではなく「錆び」の問題にもつながってしまいす。

当社が製造できるインサートカラー事例紹介

では、具体的にどのような事例があるかというと、下記の事例が一つ挙げられます。

こちらは、特殊ナット・カラー製造.comが製造したスロット穴のインサートカラーという製品の一つです。細長い楕円形状を実現している点が挙げられ、丸形状ではなく、楕円形状を成型している点に特長があります。楕円形状にすることで、電装部品を取り付ける際に動きにゆとりを持たせることで取り付けが容易となります。本製品の用途としては、配線の保護・配線を行うためのもので、部品と部品の間に線を通す際にスペースの確保を目的として使用されます。このような特殊なカラー製品の加工を得意としています。お困りの製品がありましたら、お問合せください。量産はもちろん試作のナット・カラー製造にも対応いたします。

インサートカラーの詳細はこちら

インサートカラーの選定におけるコストダウン

最後に、インサートカラーを設計される製品設計の皆様にサプライヤーの我々より、コストを抑える上でお伝えできるポイントをご紹介します。具体的に、製品における特長として、楕円形状のインサートカラーを鍛造・圧造で行う場合には、丸ではなく均一に力をかけない様、予備成形から完成品へのと成形を徐々にしていくことで加工をしていくことにノウハウが詰まっています。他社では嫌がられるため、当社にはこの楕円形状のカラーを数多くお引き合いいただいており、ロット3~5万個の製品を当社では冷間鍛造・冷間圧造を活用し、コストを押さえ、加工しました。当社では、VA・VE提案を行い、お客様のニーズに合った製品を提供しております。お困りのインサートカラーの案件がございましたら、特殊ナット・カラー製造.comにお問い合わせください。

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